めっきり路上駐車の取り締まりが厳しくなっております昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか?バイカーでもある私DJnosweatは、梅雨という時期も重なりまったく愛車に乗ってやれておりません。テレビで若人も嘆いておりましたが、バイクを停められる駐車場って無いんですよ、意外と。路駐はダメ、でも駐車場は無い、これは由々しき事態だ。


そんな路駐に対する風当たりが厳しくなる少し前、営業マンである僕は営業先に向かっている途中、路上駐車をしているトラックを見た。そのトラックにはこう書いてあった。


「機密文書処理のシ○ム○」


う…う〜ん…それっていいの?確かに営利目的の企業としては広告塔として書くべきだと思うが、機密文書を運んでいます、といっているようなもんだと思うのですが…。いや、運んでないのかもしれない、かもしれないが、トラックに乗り込むその人達は作業服で、どう見てもそのトラックで新規の営業先を開拓しているとは思えなかった。


そんな疑問を抱きつつ向かった営業先の最寄駅のホームに、“超”怒りながら電話しているサラリーマンがいた。「はぁ〜?僕OK出してないすよ!?んぁー?言ってねぇよそんな事!はぁ〜ちょっと何言ってんすか?」きっと本当にマジで怒っていたその人は、怒鳴りながらぶるぶる震えていた。漫画みたいにわなわなしていた。どのくらい怒っていたか具体的に言うと、携帯を持っている手のひじを尋常じゃなく上げて喋っているくらい怒っており、携帯の喋り口は鼻より上にまで達していた。


正直冷静になってから肩こりしそうな不健康な体勢だし、ヤクザ映画でだってこれ程のひじの高さは見たことが無い。この人はきっとマジで怒っている…いろいろ探してみたがさすがの僕も、こんな緊急事態を打破できる程のクリティカルなスマッシュギャグは残念ながら持ち合わせておらず、己の小ささ、無力さに打ちひしがれた。きっとあの時の彼をたしなめる事ができる程の度量のある人間がいれば、間違いなくイラクとかも平和にできると思う。あと仁義無き戦いとかも起こらないと思う。


いやー恐ろしい、くわばらくわばら。トイレに緊急避難したところ、今度はおしっこしながら書類を読んでいるサラリーマンに遭遇した。どんだけ忙しいんだ、というその中年サラリーマンは右手に書類を持ち、左手でナニを持ちおしっこしていたのだが、なんとあろう事か書類を持っている右手を「ピッピッ」としてしまったのだ!違うそうじゃない、「ピッピッ」しなければならないのは左手で支えている方の物だ!


習慣とは恐ろしいもので、普段右手で「ピッピ」をしているのであろうその中年サラリーマンが、やはり書類を持っている右手でチャックを上げたら、残尿がズボンと書類に付いてしまった。


しかしその中年サラリーマンは「ちっ」っと舌打ち、平然とカバンを持ち立ち去ってしまった。間違いなく重役クラス、相当な大物だという事は安易に想像できる。その光景をおしっこしながら見ていた僕は、やはりおしっこをしていた他のおっさんと目が合い、二人おしっこしながら笑ってしまった。絶対にそいつの取引先にはなりたくない。おっさんと僕の奇妙な友情が生まれた瞬間だった。


その後無事商談も終え、会社に戻り疲れた体を引きずってまた駅へ。暖かく迎えてくれる、帰っても誰も居ないマイスイートホームへの電車に乗ろうと列に並んでいた僕の前に、缶チューハイを飲んでいるオヤジがいた。あ〜よっぽど好きなんだなこのオヤジ、帰るまで我慢できねーんだなーって思ってたら、缶チューハイを飲み干してしまったようだった。しかしそこから脅威の粘りをみせるオヤジ、なんとひざを曲げ、体を反り返し、砂漠で水筒の残りの1滴を飲み干すように缶チューハイの缶を口の上で振り始めたのだ!さすが東京、伝説の秘技「マトリックス飲み」の伝承者がまだいたとは。


もうねぇダロッ!ジャマだよ後ろにいるオレの身になってみろよっ!て、普段の僕ならそう思ったのであろうが、その日“超”怒りながら携帯で喋っていた人を見ていただけに、「そうか!ひじを高く上げずに済む方法があるじゃないか!」と閃いてしまった。きっとこういう何気ない事からの閃きで特許とか生まれているのだ。ひざを曲げ、体を反り返し「マトリックス喋り」をすれば、きっとあの“超”怒っていた人も冷静になったとき、腰を悪くしてしまうかもしれないが、とりあえず肩こりせずにすむ。実用新案特許を出願しよう!そして次会うことがあったら教えてあげよう、「こうやって喋れば肩こりしませんが、特許使用料が必要となります」と。


しかしそういうふとした瞬間に自然に出てしまう行動ってのは、人間年を取ると意外とある事らしい。これはたしか以前きたろうが言っていたと思うが、ゴルフに行ってグリップを持ったままゴルフクラブのヘッドについているカバーを外そうとして取れなかった、という事があったらしい。みぞおちの高さにグリップを持ったままヘッドを上に向けたら手が届かないのでジャンプしていたらしいのだが、当たり前である。クラブも一緒に上がっていくっちゅーねん。


きっとそんなうっかりさんが書いたであろう看板も見つけた。いわく「女性男性お子さまのヘアーカット」だそうだ。他に何がいるのか僕には思いつかない。


って書くのに疲れました。無理やり書いたがやっぱダメだ。なんか書いてて面白くね、もうやめっぺ。最後に、西武新宿線の鷺ノ宮のホームの先の方から見える「美容室○こ」の看板って怖いよね。ローカルネタですいません。今度写真撮ってアップしときます。おつでしたー