北斗の拳

昨日会社が終わって上司とメシを食った帰りに、久々にパチンコに行った。トチ狂っていた時期もあったがここ数年は1年に1〜2回行くかどうか位だ。戦績は勝率10割、ここ4年位は行ったら必ず勝っている。今年2回目だったのだが前は10万円勝ち、今回は3,000円が35,500円になった。


しかし基本的にあまり面白いと思わず、むしろ退屈でさえある。昨日も「北斗の拳」を打っていたのだが、それを選んだのも漫画を思い出したからであり、席が空いていたからであった。打ち始めて2,000円で確変に突入、確変終了後時短に入り、それが終わったら即止めた。


打っている間「ユアーショーック!お前の愛を守るため〜」って甲高いアニメソングが耳についたが、換金したら予想以上の金額を手にする事が出来て大変満足だった。


家に帰ってすぐ友達から連絡があり、その旨を伝えると「北斗の拳」ってどんなストーリーだっけ?という話になった。え〜っとケンシロウっていう主人公がいて〜、にーちゃんがトキとラオウっつって〜、北斗神拳っていう一子相伝暗殺拳で〜って説明していたら面倒臭くなって「要はスケールの大きい兄弟喧嘩」って説明して電話を切った。

北斗の拳 1 (集英社文庫(コミック版))

北斗の拳 1 (集英社文庫(コミック版))


そう、そうである。イロイロ紆余曲折はあるが、要は兄弟喧嘩であり、長男と末っ子で女を取り合う物語。長男のラオウ家庭内暴力も辞さない暴れん坊であり、怒るとバンバン人を殺す癖がある危険な狂人。自称世紀末覇者「拳王」なんだそれ?「天に」とか「神をも」とか言う、現実だったら即檻のある病院に放り込まれるであろうむしろ末っ子タイプ。おそらく友達はいない。


次男坊トキは病気持ち。やはり同じ女が好きだが長男はコエーし弟と女を取り合うのもな〜って陰ながら見守る。現実的に言うと無許可で医療行為をしており、ロン毛にバンダナという昭和の匂いのプンプンする格好をしている。


末っ子のケンシロウは無口だが人望も厚く友達も多い。しかしかなりしつこい性格で、復讐は必ず果たす頑固者。情に熱いが目的を遂げる為には殺人をも辞さないやはり危険な男。しっかりしている面もあり、こっちの方が長男タイプ。彼女のユリアを兄弟を含め色んな人間に狙われている。


ユリアは北斗一家と双璧を成す凶暴な一族、南斗聖拳一派の最後の将。かなりモテる。その為ストーカーもかなり多く、さらわれてはレイプされる為、汚れきった体(多分)。しかしケンシロウに対する愛情は本物。


南斗聖拳一派は覚えているだけでもかなりユニークな人々だ。シン→狂ったストーカー、レイ→シスコン、ユダ→オカマ、シュウ→いい人、サウザーファザコン。あれ?南斗六聖拳だからあと一人誰だっけ?それとたしか北斗四兄弟でジャギっていたな〜


覚えてるだけでもかなりキャラが濃い。しかし驚きなのはこの凶悪極まりない殺人シーン満載の漫画が「週刊少年ジャンプ」に掲載されていた事実だ。今ならきっとPTAから苦情がきて一発退場であろう。武論尊ブロンソン)恐るべし。


ちなみに記憶によれば有名な「ひでぶ」という言葉、昔知り合った自称「北斗の拳」オタクが言っていたのだが一度しか出てきていないのだという。そしてそれは第一巻に出てくるハートっていう血を見るとキレる拳法殺しと呼ばれるデブ。物凄く役に立たない知識を有難う、約十数年前聞いてから初めて約に立ちました。あの人今何やってんだろ?


そんなこんなで今度やるらしい実写版「北斗の拳」、ケンシロウ役が阿部ヒロシとの事で、多分見ないと思うが楽しみだ。それと知っている方は多分少ないと思われるが、十数年前にあったハリウッド版「北斗の拳」は、どんなB級映画でも最後まで見る事の出来る我慢強い僕ですが寝ました。今「北斗の拳」がまた流行っているとの事でTUTAYAあたりが引っ張り出してきているかもしれないが、もしあっても絶対見るべきではありません悪しからず。それならまだ「ダイナソーハンター」巨大恐竜対カンフーを見て下さい。内容は未来から逃げてきた主人公ランナウェイが唯一の武器であるカンフーで巨大恐竜と戦うという、未来から来たのにカンフーかい!大体カンフーが巨大恐竜に通じるのか?って、突っ込み所満載の映画です。ちなみに僕はパッケージだけ見て惚れ込んだが見る勇気が無く、上司に猛烈に売り込んだ所やはりヒドイ内容であったという事です。ヤッパ見なくて良かった、そう思う今日この頃であります。