特殊な部隊

最近移動が多い。本日はタコ焼き発祥の地、商人の街「大阪」より発信しておりますDJnosweatのブログ「会社員の日記」。今回は仕事で来たので大阪支社と、そこから歩いて5分もかからないトコにある寮以外はコンビニにしか行ってないが、大阪イイトコイチドハオイデ。このままだと上司からの「「ネギ焼き」なるモノを写真に収めて来い!」という指令をまっとうできるか心配です。


コテコテ大阪弁訳「聖書」愛蔵版

コテコテ大阪弁訳「聖書」愛蔵版

↑特に意味は有りません。


突然ですが「地域柄」ってあると思う。「お国柄」とも言うんですかね?表現やノリ、考え方等、個人差は多少あれど大なり小なりあると思う。九州の田舎出身で、現在本拠地が狂った大都会「東京」にあり、学生時代の友達が日本全国に散らばってて、たまに地方へ足を伸ばす僕は、少なくともそう感じます。


僕にとってこの「お国柄」ってのはどうしようもなく融通の利かないモノであって、地方出身者の場合これをかなり意識しているか、もしくはまったく意識していない人が「東京」には多いと感じる。程よい郷土愛の人は少なく、右か左か極端な人が多い。考え方も、友達の定義も、合コンのノリも少し違う。今だに慣れない事も多いが、色んな所の色んな考えを持った人間が集まっているマッドシティ「東京」では、それに慣れないと生き辛い。それに慣れた人間が色んな意味で成功するのだ。ちなみに僕はかなりの地元Lover。


生粋の東京(圏)の人は別だと思う。東京(圏)でさえ通じれば他へ出る必要が無いので、東京(圏)で通じる何かがあるのであろう。僕にはまだそれがわからない。彼らは色んな意味で特別だ。又、地方出身者は得てしてそれに合わせる傾向が見て取れると思う。


しかーし!外国人の場合は別であり、日本人からすると「日本に来たんなら合わせろよ!」って思う所も多い(それはそれで構わないと僕は思っている)。たまーに電車の中で若者に注意するオッサンやオバハンがいるが、外国人に注意する人は今だ出会った事が無い。電車の中で大股おっぴろげて座ってても何にも言わないどころか、誰も横に座らずに席が空いている事もしばしばだ。国籍に関係無くふざけたヤツはドコにでもいる。自分の国でもそんな事をしていてはいけないのは明白だし、ましてや日本だから(自分の国じゃないから)ってそんな事をしているんなら大バカヤロウである。そこでこの間、高田馬場から乗った混んでいる電車で、たけしくんバリに(「仙台へ 後編」参照)大股おっぴろげて、しかも足を組んで座っていた頭の弱そうな黒人に挑戦してみる事にした


「スバンッ」って座ってやった(「チョコン」だったかもしれない)。座ってみてすぐ色んな意味で後悔した。「カテゴリー3」くらいかな(基準は「仙台へ 前編」参照)?まず体臭がキツかった。そしてそいつ(以後ボブ)はかんなりデカく、腕も僕の胴体くらいあるんでねーのか?ってマッチョメンだった。オイキサマ!そんな頑丈な肉体をお持ちなら立っててもいいんじゃないんですか?って、ガツンと言ってやりたかったがメガネくんである僕には言えるハズも無く、かなり狭かった。ん、ま、体がデカイからね、しょうがない。


取りあえず拠点確保に成功。睨みつけてやった(そーっと見た)。睨んでた(見てた)。「キルユー」って言ってた(と思ってらっしゃったかもしれない)。僕の脳裏には「東京人無関心、暴行見過ごす」って、何かで見た言葉がこだましていた。


ガタガタガタガタ ぶるぶるぶるぶる
ガタガタガタガタ ぶるぶるぶるぶる
ガタガタガタガタ ぶるぶるぶるぶる
ガタガタガタガタ ぶるぶるぶるぶる


武者震いがした。さてどう料理してくれよう?大和魂見せてやるぜ!って思ったらボブは2駅進んだ所、池袋で降りてしまった。きっと敵は僕の特攻精神に完敗し、「カミカーゼ!」って心の中で叫びながら敗走したのである!完勝!ふはははは〜我輩は十万三千歳であーる!


…って、ボブが降りたホームから僕を見ていた。今まで乗っていた乗客が降り、新しい乗客が乗り込み扉が閉まるまでの約1分間、僕の人生で上から何番目かに長く感じた時間でした。


早く閉まれ!
早く閉まれ!
早く閉まれ!
早く閉まれ!


ぷしゅ〜ガタンゴトン、やっと出発。身の安全を確保し、燃え尽きたnosweatはその1分間で5才は歳を取ったといいます。季節はもう秋、肌寒い季節なのに汗をかいていた。しかし日本人にとって大きな1勝をあげることに成功した僕は高揚感に浸っていました、すると「次は大塚〜オオツカ〜」ってオイ!オレも池袋で降りなきゃいけなかった!しかしボブと一緒に降りていたら撲殺されていた事は明白なので後悔はまったくしておらず、むしろ池袋に戻りたくなかったのが本音でした。


その後無事ボブに遭遇する事無く池袋で降り、仕事を済ませた。でもホンットマジコエー!外人コエー!ボブコエー!一体何食って、どんな筋トレすればああなるんだろう?軽く見積もってもヤツは2〜3人は殺してるね、祖国でママンが泣いてるよ。しかし色んな想像が駆け巡ったが、やっぱりボブがホモだったら一番怖いという驚愕の新事実に気が付き、また更に身震いがした。見てたのももしかして別の意味で見てたんじゃ…?イヤラシイ目でアタイの体を視姦してたんじゃ…?きっとあのたくましい肉体も某国の特殊部隊の所属で、ある意味特殊な部隊なんじゃ…?そしてもしあの時電車を一緒に降りてたら密着してきた僕を勘違いして力ずくで…?


No−−−−−−−!ノーッ!ノーッ!ノーッ!ンノォーーウッ!無理無理、絶対無理。もし本当にそうなったらマッハで諦め、潔く自決を選ぶ。がしかし、実際僕には自決する勇気など無いので、全身の力を抜いて楽しかった過去の思い出なんか思い出し、早く終わる事だけを祈り、ビリーミリガンばりにもう一人の自分が現れて苦悩から逃れられるよう期待する。もし戦争になってもボブの部隊の捕虜だけには絶対になりたくない、痛烈にそう思う。もう二度と外人に物申そうなんて事、絶対に辞めますのでどうか神様、ボブがホモじゃありませんように。